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2022.07.08 ウイングの技術

生産管理パッケージを製造業に導入運用する難しさに挑戦した作品です!

― 問題を解決したいとエンジニア魂に火が付いた

「製造の日程計画はExcelで前日・当日に作成する」

「都度変更が発生するのでパッケージでは合わせられない」

「自社に合わせたスクラッチ開発ではお金と時間がかかってしまう」

そういったお話は製造業のユーザーから良く聞きますね。

生産管理には各社独自の運用方法があるため、ユーザーにとってシステム導入は悩みの種でした。 それを解決したいと、ウイングR&D部門が数か月食べず寝ず(実際は充分寝て食べて呑んでいて、頭の中はいつも生産管理でいっぱいだという意味)つくったソフトウェアができました。

システムを一(イチ)から作らず、各社固有の生産管理を行うために柔軟に変更できるソフトウェアテンプレート製品「FBW生産管理」として、今回リリースしました。

ウイングの「Flexible Business Wareシリーズ」の7作目になりました。

 

― ウイングFBW生産管理ってどんなもの?

生産管理の基本部分として、生産計画、資材所要量計画(MRP)、製造工程管理、発注管理を用意しています。

基本的な部分をテンプレートに合わせることで費用や開発期間を抑え、各社で必要な機能・不要な機能の取捨選択、各社の運用に合わせて項目や機能のカスタマイズし、自社業務にフィットするシステムへ変更することができます。 また、計画は都度変更できるように構成しており、変更した内容はガントチャートで確認できるように機能を用意しています。

FBW生産管理は、他のFBWシリーズと同様にウイングが活用するローコード開発ツール「GeneXus」を使って構築しています。ですので、製造業ユーザーが自社内製化によって継続的に改善や機能拡張をして運用していただくことができます。 内製化できることは、ローコード開発ツールの強みの1つですね!

 

― 他のソフトウェアとの連携も可能です!!

製造工程管理では特に、製造の進捗状況や日程・計画をより分かりやすく見れることが重要です。Lychee Redmine(アジャイルウェア社)のガントチャートと連携して表示を行うようにしましたので、各工程をいつまでに完了する必要があり、現在どこまで終わっているかを容易に確認できます。

 

またWEB-EDI(企業間で受発注や見積もり、決済、出入荷などに関わるデータを交換する仕組み)とも連携しており、発注データなどを円滑に連携することも可能です。

 

(ウイングが開発し、新潟県燕市の製造業者間で運用しているWEB-EDI)
https://weing-dx.com/sftc/からご確認ください



(ウイングが開発し、新潟県燕市の製造業者間で運用しているWEB-EDI)
https://weing-dx.com/sftc/からご確認ください

 

FBWシリーズは他の外部のツール連携もカスタマイズで可能になります。

最近は様々なソフトウェアやアプリが世に出ていますので、それらとの連携も含めたシステム作りが可能になります。

 

― FBW生産管理を開発したメンバーの想い

FBW生産管理は、数社の生産管理システムを構築した経験をもとに、どの企業も活用するであろう基本機能を標準的に有しています。各社独自の業務部分については、ローコードの力を借りて“はやい、やすい、うまい”を実現できるようにしました。

今後は、FBW生産管理(組立型)や(加工型)など、いくつかのレパートリーを用意してもっと“はやい、やすい、うまい”ができるように、多くの製造業に使っていただけるものを目指しています。

 

― 最後に

ウイングでは「もっと仕事を便利に」をテーマに、FBW製品を毎月商品化したり、企業のシステム導入や内製化のお手伝いをしています。

自分たちの業務をシステム化して人による作業を減らしたい!

もっと情報やデータを全社内で共有活用して入力作業を軽減したい!

顧客や取引先とデータ連携して、紙の運用をやめたい!

と思われたら、お気軽にご相談ください。

ローコードでここから始めよう!

ローコード技術でビジネスをサポート – ウイング (weing-lowcode.com)